本と映画と、少し寄り道

小説と映画の感想文をゆるゆると。

2025-04-01から1ヶ月間の記事一覧

【創作・ショートショートショート】アイドルとファンの短編小説 #6『握手の先』-彼女と彼-

早いもので!次回から話がぐっと展開していく…予定です。 ここまでちゃんと長いこと向き合って書いてるいるのは初めてで、完成できるか若干不安です。応援よろしくお願いします。(笑) 前回のものはこちらから。 alittledetour.hatenadiary.jp #6『握手の先…

【読書感想・書評】『護られなかった者たちへ』中山七里 「助けて」はきっと誰かの勇気になる

かつて、ここまで読むことが苦しい小説があっただろうか。『殺戮にいたる病』は、描写のあまりのグロテスクさに途中で本を閉じることが何度もあったが(最後まで読み、おもしろかったし読んでよかったとは思った)、息ができなくなりそうなくらいに苦しくな…

【読書感想・書評】『八日目の蟬』角田光代 やるせなさと切なさの中に感じる人間の力強さ

忘れられない小説というものがある。その1冊は絶対に山本文緒さんの『恋愛中毒』なのだが、今から書く角田光代さんの『八日目の蟬』もそのひとつだ。この本は、私が読書を再開してから割と序盤に読んだ本で、読みながらすごくアドレナリンが出たというか、興…

【創作・ショートショートショート】アイドルとファンの短編小説 #5『握手の先』-彼女と彼-

やってまいりました月曜日!これで半分くらいかなぁ、と思います。始めたはいいけど結末に悩んでいます。笑 #5『握手の先』彼女 大学の授業前、スマホを見つめていると、友人に声をかけられた。「なんか悩んでんの?」という言葉に「え、なんで?」と返すと…

【読書感想・書評】『ひとりでカラカサさしてゆく』江國香織 忘れられない人はいますか?

私が江國香織さんの小説と出会ったのは、高校生の頃だ。私には当時でいう“メル友”がいた。そのときに好きだったアイドルを語る掲示板で知り合った、北海道の女の子。メールのやり取りもしたし、手紙のやり取りもしたし、チャットのやり取りもした。 その頃の…

【読書感想・書評】『彼女がそれも愛と呼ぶなら』一木けい その愛、わかってほしいですか?

今日の帰り道、近所で男性同士が恋人繋ぎをして親密そうに話している場面を見かけた。少し前…といっても10年ほど前だったら、驚いたかもしれない。しかし私は今日、大して驚くこともなく、彼らの前を通り過ぎた。ただ、こうやってブログの冒頭に書いていると…

【創作・ショートショートショート】アイドルとファンの短編小説 #4『交差点の彼』-彼女と彼-

続いてる!続いてますよ!もう4ターン目ですよ!!!これはもしかしたら結末までいけるかもしれない。今回は前回の彼サイドです。 #1〜#3はこちら! alittledetour.hatenadiary.jp alittledetour.hatenadiary.jp alittledetour.hatenadiary.jp #4『交差点の…

【読書感想・書評】『星屑』村山由佳 ステージの上で輝く星

私には推しがいる。思えば小学生の頃から誰かを推してきた。今の推しは4年前に好きになったアイドルで、今まで応援していた事務所ではなく、初めて好きになった他の事務所のアイドルだ。 彼だけではなくて、今まで好きになってきた人全員に思うことではある…

【本紹介3選】春に読みたいおすすめ小説たち

そろそろ3選とか5選の紹介もしていきたいなぁと思う今日この頃。季節によって読みたい小説ってちょっと変わりますよね。みなさんのおすすめを知りたいのですが、まずは自分がやってみないと!ということで、私がおすすめする春に読みたい本たちを紹介します…

【創作・ショートショートショート】アイドルとファンの短編小説 #3『交差点の彼』-彼女と彼-

早いもので、もう3ターンめ!今回は少し長めなので彼女サイドのみ更新します。街中で芸能人に会ったことありますか?私は笑福亭鶴瓶さんを2回見かけたことがあります。なんの変装もしていなくて、修学旅行生と思われる子たちにニコニコ対応していたのが印象…

【読書感想・書評】『葉桜の季節に君を想うということ』歌野晶午 一気読み必至のミステリー小説

紀伊國屋書店で、あるポップを見つけた。 「まだ読んだことのない人のために、ここに置いておきます」 一言一句詳しく覚えているわけではないが、こんな内容だった。そこに平積みされていた本は「葉桜の季節に君を想うということ」。この本は絶対に毎年Xのタ…

【3月のまとめ】3月に読んだ本たち 名刺代わりの1冊に入れたい本に出会えた1ヵ月

3月が終わった。3月ははてなブログを始めたり、TikTokを始めてみたり、何かと新しいことに挑戦することが多かった。挑戦は大切なことだと思って生きているけれど、そもそも私は新しいことを始めるのが得意ではない。新しい職場とか、新しい人間関係とか、結…

【読書旅】関東で行ってみたブックカフェたち 本との出会いの場

高校の図書室が好きだった。私の出身の高校は、海の近くにあった。空がとにかく広くて、赤い電車が通っている少し田舎風の町。私はこの町が大好きだった。高校の図書室には自習できるスペースがあった。本を読んでもいいし、勉強をしてもいい。空き時間や放…