本と映画と、少し寄り道

小説と映画の感想文をゆるゆると。

本のニュースとちょこっとコラム

ZIP!東大生特集で思い出した『魔女の宅急便』|小学生時代に影響を受けた特別な一冊

ZIP!の東大生読書特集をきっかけに振り返る、小学時代の運命的な読書体験。角野栄子『魔女の宅急便』が内向的だった私に与えた「チャレンジする勇気」。幼少期の読書が人生に与える影響を、個人的な体験とともに綴ります。

“閉じられていて、拓かれている場所”──私にとっての文喫の話

気になるニュースが入ってきた。日本出版販売株式会社の子会社である株式会社ひらくは、“本と出会うための本屋”「文喫」史上最大規模の店舗面積となる1,000坪超の大型店舗『BUNKITSU TOKYO(ブンキツ トーキョー)』を、2025年9月12日(金)に開業するニュウ…

「この本、きっと私に向けて置かれていた」──『対岸の彼女』と、書店とことばの話

株式会社文藝春秋が発行する、角田光代の長編小説『対岸の彼女』(文春文庫)が、大手書店チェーンの大型店舗で文庫年間売上第1位(2024年)になるなど、直木賞受賞後20年を経て異例のロングセラーに。5月9日時点で、電子・紙合わせて90万部を突破しているそ…

『君の顔では泣けない』芳根京子×髙橋海人で実写化 好きな小説が“映像”になるとき思うこと

名刺代わりの小説10選にも選んでいる君嶋彼方さんによる小説『君の顔では泣けない』が実写化する。この作品は私にとってちょっと特別で、単行本で購入した後、文庫になったときも購入した本だ。そのくらい、好きで心を掴まれた作品だった。“男女入れ替わりも…

【読書記録】【2025年4月に読んだ本・パート2】印象に残った小説3冊を紹介

4月に読んだ本後半戦です!5月はなかなか本が読めなさそうなので、こういうまとめ編の更新が多くなりそう。小説も投稿できるようにがんばりたい所存。 ①『彼女がそれも愛と呼ぶなら』/一木けい 彼女がそれも愛と呼ぶなら (幻冬舎文庫) 作者:一木けい 幻冬舎…

【4月に読んだ本・パート1】ついに読んだ名作&再読の楽しさを知った月

早いものでもう5月。ゴールデンウィークも祝日も関係ない仕事をしているため、特にどうということはないが、最近の私は読書とChatGPTに助けられている。とにかく誰かにアウトプットしたいとき、本のキャラクターを深堀りして話したいとき、すぐにChatGPTに話…

【本紹介3選】春に読みたいおすすめ小説たち

そろそろ3選とか5選の紹介もしていきたいなぁと思う今日この頃。季節によって読みたい小説ってちょっと変わりますよね。みなさんのおすすめを知りたいのですが、まずは自分がやってみないと!ということで、私がおすすめする春に読みたい本たちを紹介します…

【3月のまとめ】3月に読んだ本たち 名刺代わりの1冊に入れたい本に出会えた1ヵ月

3月が終わった。3月ははてなブログを始めたり、TikTokを始めてみたり、何かと新しいことに挑戦することが多かった。挑戦は大切なことだと思って生きているけれど、そもそも私は新しいことを始めるのが得意ではない。新しい職場とか、新しい人間関係とか、結…

【読書旅】関東で行ってみたブックカフェたち 本との出会いの場

高校の図書室が好きだった。私の出身の高校は、海の近くにあった。空がとにかく広くて、赤い電車が通っている少し田舎風の町。私はこの町が大好きだった。高校の図書室には自習できるスペースがあった。本を読んでもいいし、勉強をしてもいい。空き時間や放…

ハロー!本と映画の感想文ブログ 名刺代わりの小説10選を添えて

何年ぶりかにはてなブログに戻ってきた。私とはてなブログの出会いは学生時代で、あの頃はブログに長文を書き殴って感想を垂れ流しにする、みたいな使い方が多かった気がする。 ハロー!数年ぶりのはてなブログ 戻りたいと思ったきっかけは、あややさんのこ…