何年ぶりかにはてなブログに戻ってきた。私とはてなブログの出会いは学生時代で、あの頃はブログに長文を書き殴って感想を垂れ流しにする、みたいな使い方が多かった気がする。
ハロー!数年ぶりのはてなブログ
戻りたいと思ったきっかけは、あややさんのこの記事を読んだからだ。
昔、私も「はてなブログで長文語りをしていたオタクたち」のひとりで、ただただ自分が熱く感じたことへの感想などを何も考えずに記録として残したくて書いていた。
それがだんだんX(旧Twitter)になり、Instagramになり、長文を書く機会がめっきり減った。短文の時代になって、タイパが求められて、TikTokなど気軽に一瞬で楽しめるものが流行した。
でも私はやっぱり人のブログを読むことが好きだった。動画でわかりやすいものもあれば、文章でわかりやすいものもある。
特に本のレビューなどは、今でもGoogleで検索して読むことが多いし、読書メーターなども使っている。特に読書メーターには、読者のありのままの感想が書かれていて、おもしろい。新しい本を読むときに悩んだときや、読み終わったあと、「みんなはどう思うんだろう!?」とワクワクしながら同士の感想を読む。
私はnoteのアカウントも持っていて、最近はnoteにいろいろとまとめていた。でも、思ったのだ。
「ブログ書きたい」。
noteとはてなブログの違いは何なのかと言われると、確実なことはよくわからない。でも、私は「はてなブログ」というコンテンツそのものに思い出があって、思い入れがある。
学生のとき、レポートの合間に書き殴っていたブログ。うとうとしながら通学中に読んだ、大好きなブロガーさんのブログ。私は「はてなブログ」に、思い出がたくさんあった。もはや青春を共にしてきたといっても過言ではない。
前置きが長くなりましたが、本と映画のレビューブログを始めます。(あまりにも突然)
あまり堅苦しくなりすぎず、あの頃のように、自由に書いていきたいと思っていますので、よろしくお願いします。
あなたってどんなひと?
サスペンスよりの小説が特に好きですが、基本はなんでも読みます。ブログを通じて新しい読書仲間にも出会っていきたいし、新しい読書体験をしたい。
特に好きな作家さんは、山本文緒さん、江國香織さん、凪良ゆうさん、一穂ミチさん、島本理生さん、辻村深月さん。こう並べると女性作家ばかりですが男性作家の本ももちろん読みます。最近のお気に入りは「正体」の染井為人さん!
名刺代わりの小説10選
Xでずっと固定ポストにしている #名刺代わりの小説10選 は下記です。ちょっとしたあらすじと思い出も添えて。いつか一記事ずつ紹介したい。
自転しながら公転する/山本文緒
母の看病のため実家に戻ってきた32歳の都(みやこ)。アウトレットモールのアパレルで契約社員として働きながら、寿司職人の貫一と付き合いはじめるが、彼との結婚は見えない。職場は頼りない店長、上司のセクハラと問題だらけ。母の具合は一進一退。正社員になるべき? 運命の人は他にいる? ぐるぐると思い悩む都がたどりついた答えは――。揺れる心を優しく包み、あたたかな共感で満たす傑作長編。(Book Walkerより引用)
読書好きになったきっかけともいえる山本さんの久しぶりの長編小説。出たときはうれしくてうれしくて仕方なくて、読むのがもったいなくてすごく時間を置いて読んでいました。
山本さんの描くちょっとしたダークさやサスペンス要素はあまりないイメージ。リアルで言葉にできなくて、悩んでその中にハマってしまった抜け出せない様子が、読んでいて苦しくもなった。
きっと誰もが、複雑なことを考えながら人生を生きている。思い通りにならないことも山ほど抱えている。肩肘張って生きるのは疲れちゃう。誰と一緒に生きたい?自分にとって何が大切?間違えたっていい、悩んだっていいんだ。それが愛しい自分なんだから。
わたしたちは銀のフォークと薬を手にして/島本理生
残業も休日出勤もいとわない仕事熱心なOLの知世。そんな彼女の楽しみは、仕事で出会った年上のエンジニア・椎名さんとの月二のデート。江の島の生しらす、雨の日の焼き鳥、御堂筋のホルモン、自宅での蟹鍋……。美味しいものを一緒に食べるだけの関係だったが、ある日、彼が抱える秘密を打ち明けられる。行方のわからない大人の恋を描いた恋愛小説。(幻冬舎より引用)
この本は、読んだときに衝撃を受けた印象。淡々と描かれているようで、本当はすごく人間らしい部分がたくさんある。
特別じゃない日常なんて、本当はない。好きな人と美味しいものを食べて、美しい景色を見る。好きなお酒を飲む。私たちの日常は、なんて特別なんだ!
凍りのくじら/辻村深月
藤子・F・不二雄を「先生」と呼び、その作品を愛する父が失踪して5年。高校生の理帆子は、夏の図書館で「写真を撮らせてほしい」と言う1人の青年に出会う。戸惑いつつも、他とは違う内面を見せていく理帆子。そして同じ頃に始まった不思議な警告。皆が愛する素敵な“道具”が私たちを照らすとき――。(講談社より)
読み出した時点でものすごく好きだ、と思った本。コロナ禍に入って家にいる日々が続き、暗い気持ちのときに出会った小説なのでよく覚えています。
誰のことも好きじゃない、どこの場所にも不在。そんな気持ちを私も持ったことがある。辻村さんからの、理帆子のような子へのメッセージのような素敵な本。
明るい夜に出かけて/佐藤多佳子
富山は、あるトラブルがきっかけで、大学を休学し、実家を離れ、期間限定の自立を始めた。人に言えない葛藤、臆病な自分……。相変わらず人間関係は苦手なまま。深夜ラジオのリスナーであることも変わらない。だが、コンビニでバイトをするうち、チャラい見掛けによらずバイトリーダーとして仕事をこなす鹿沢や、同じラジオ番組のヘビーリスナーらしい女子高生の佐古田と親しくなり、世界が鮮やかな色を取り戻していく。(Amazonより引用)
何も言わずに読んでほしい。夏になると絶対に毎年誰かしらにおすすめする本。
どうしても一人になりたい夜でも、心許ない日があって、そんなときは私もラジオに支えられていた。世界に少しずつ色がついていく様子が愛しかった。さあ、それぞれの明るい夜に出かけよう。
恋愛中毒/山本文緒
--どうか、どうか、私。これから先の人生、他人を愛しすぎないように。他人を愛するぐらいなら、自分自身を愛するように。水無月の堅く閉ざされた心に、強引に踏み込んできた小説家の創路。調子がよくて甘ったれ、依存たっぷりの創路を前に、水無月の内側からある感情が湧き上がってくる--。世界の一部にすぎないはずの恋が、私のすべてをしばりつけるのはどうして。恋愛感情の極限を抉り出す、戦慄のベストセラー小説。(KADOKAWAより引用)
「--どうか、どうか、私。これから先の人生、他人を愛しすぎないように。他人を愛するぐらいなら、自分自身を愛するように」。あまりにも有名な一節ですね。この本は、私にとって何年経っても、これからどんな本に出会っても、圧倒的1位。
誰もがきっと「狂気」を持っている。なぜ、どうして、を理解できない恋愛はいつも、私をがんじがらめにする。傷ついて学んで、自分と何度だって約束するのに、また人を好きになってしまう。
手紙/東野圭吾
武島剛志と直貴は二人きりの兄弟だった。弟の大学進学のための金がほしくて、剛志は空き巣に入り、強盗殺人の罪を犯してしまう。服役中の剛志から直貴のもとには、獄中から月に一度、手紙が届く。しかし、進学、恋愛、就職と、直貴が幸せをつかもうとするたびに、「強盗殺人犯の弟」という運命が立ちはだかる。ある職場で疑いをかけられ、倉庫に異動させられた直貴のもとに現れた男性は、「差別はね、当然なんだよ」と静かに言うのだった――。年月が流れ、家族を持った直貴は、ついにある決意をする。人の絆とは何か。いつか罪は償えるのだろうか。(Amazonより引用)
これはもう本当に読んだときに衝撃を受けた。苦しくて苦しくて、切なくて胸がつぶれそうだった。物語だけど、きっと物語ではなくて、どこかでたくさん起こりえること。
流浪の月/凪良ゆう
最初にお父さんがいなくなって、次にお母さんもいなくなって、わたしの幸福な日々は終わりを告げた。すこしずつ心が死んでいくわたしに居場所をくれたのが文だった。それがどのような結末を迎えるかも知らないままに――。だから十五年の時を経て彼と再会を果たし、わたしは再び願った。この願いを、きっと誰もが認めないだろう。周囲のひとびとの善意を打ち捨て、あるいは大切なひとさえも傷付けることになるかもしれない。それでも文、わたしはあなたのそばにいたい。(紀伊國屋書店HPより引用)
これもコロナ禍で読んで衝撃を受けた作品。あまりにも有名な作品になったけど、あの頃は読書垢界隈ですごく読んでいる人が多くて、感想を語り合うのが楽しかった。「事実と真実は違う」。このテーマは、あまりにも現代に通用する。アイスクリームのカバーがまた切なくて印象的ですよね。
あと少し、もう少し/瀬尾まいこ
陸上部の名物顧問が異動となり、代わりにやってきたのは頼りない美術教師。部長の桝井は、中学最後の駅伝大会に向けてメンバーを募り練習をはじめるが……。元いじめられっ子の設楽、不良の大田、頼みを断れないジロー、プライドの高い渡部、後輩の俊介。寄せ集めの6人は県大会出場を目指して、襷をつなぐ。あと少し、もう少し、みんなと走りたい。涙が止まらない、傑作青春小説。(新潮社HPより引用)
私としてはすごく珍しいスポーツ小説に挑戦した1作。人から見えている自分と、自分が見ている自分は違う。どうしようもない自分でも、実は誰かの憧れだったり、救っていたり。大人になればなるほど、「一生懸命」が恥ずかしくなることもあるけれど、必死に頑張る姿はいつだってかっこいい。最高の青春小説。
夜を徹して八十キロを歩き通す、高校生活最後の一大イベント「歩行祭」。三年間わだかまっていた想いを清算すべく、あたしは一つの賭けを胸に秘め、当日を迎えた。去来する思い出、予期せぬ闖入者、積み重なる疲労。気ばかり焦り、何もできないままゴールは迫る――。ノスタルジーの魔術師が贈る、永遠普遍の青春小説。(新潮社HPより引用)
こちらもあまりにも有名ですね。学生時代の思い出は、なんでこんなに特別で切なくなるんだろう。過ぎてみると眩しくて、キラキラしてて。「今」だからこそ、言えることがある、感じることがある。そんな爽やかで切ない気持ちが清々しい。
1記事目から長文を書いてしまいました。読みにくいよなぁと反省しつつ、それがブログの醍醐味だよね!とも思います。
明日からちまちま記事を投稿していきます。
過去に私もそうだったように、いつかこのブログが誰かの息抜きや寄り道の時間になりますように。
以下、紹介した本です。ご興味があればぜひに!
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