3月が終わった。3月ははてなブログを始めたり、TikTokを始めてみたり、何かと新しいことに挑戦することが多かった。挑戦は大切なことだと思って生きているけれど、そもそも私は新しいことを始めるのが得意ではない。新しい職場とか、新しい人間関係とか、結構大嫌いだ。心がもわもわっとしたり、しくしくっとしたり、とにかく悲しい方向に行ってしまったときは本を読む。本を読むし、文字を書く。内容が入ってこないことももちろんあるが、それでも文字を追っているとだんだんと頭の中が整理されてくるのだ。
3月は、新宿の紀伊國屋書店にふらっと立ち寄った日がある。仕事で新宿にはよく行くけれど、じっくりと見たのはほぼ初めてだったかも。紀伊國屋書店には、びっくりするくらいに人がいて、本読む人ってこんなにいるの!?と驚いた。大学生くらいの女の子も、すれ違ったときに「本屋ってこんなに混んでるんだ…」と言っていた。
そんなこんなで3月に読んだ本のまとめ!全部個別で記事にしているものなのですが、さらっと振り返ります。
①『滅茶苦茶』/染井為人
染井さんの本、ほんっっっとに大好き!!!と実感した一冊。今のところ『正体』が1位ではあるけども、『悪い夏』も『滅茶苦茶』もおもしろかった。この本のおもしろかったところは、登場人物たちに本当に結構どうしようもないな…なんでそんなことしちゃったん!?と思いながらも、「コロナ」というものがベースにあることで、「まぁ、よく考えたらそうしたくもなるか…」ってなんか納得してしまうところ。おもしろかったと言うと不謹慎かもしれないけれど。
あんなに滅茶苦茶な人たちとストーリーなのに、最後はほろっと泣ける。染井さんの書くストーリーは、とにかくスピーディーに展開していくから飽きない。まさしく一気読み。大好きです。
②『アイドルだった君へ』/小林早代子
あらゆるところで感想を書きまくっているので、もう飽きたわ、って思われるかもしれないけど、それでもまだ書く。この本は完全に名刺代わりに1冊にランクイン。アイドルをテーマにした短編集で、アイドルもオタクもオタクの友達も主人公になっている。さまざまな切り口から「アイドル」を切り取っていて、一文一文がぐさぐさ刺さる。めちゃくちゃ刺さる。感想を語り合いたいんだけど、まだ読み終わった人と出会えていない。
これを紹介したポストが驚くほどバズり、みんなアイドルというテーマは興味深いんだな…と実感した。でもたくさんの人に本の魅力が届いたのはめちゃくちゃうれしかったです。
③『推しの殺人』/遠藤かたる
想像していた話と少し違った、という印象ではあるんだけど、とても読みやすくてすぐに読めた。読書自体あまりしない人や、ミステリー読みたいけど難しそう…と思っている人におすすめしたい1冊。アイドル3人組が主人公というところもとっつきやすい。この3人がこの後どうなったのか、ものすごく気になる。後日譚が知りたい。
④『恋とか愛とかやさしさなら』/一穂ミチ
一穂さんの小説が大好きなので、結構ワクワクしながら読んだのですが、もうとんでもなかった。読みながら胃がキリキリ痛んで、もう無理だよぉぉぉぉ!!と思った。おもしろいとかおもしろくないとかではなく、とにかく「愛」とは?「信じるとは」?という疑問が頭の中をぐるぐる駆け巡った。結局答えなんて出ないし、自分だったらどうするんだろう?という疑問にも答えが出ない。
客観的に考えれば別れるかもしれないんだけど、本当に自分事のように、もし今のパートナーが同じことをしたら?と思うと、喉からヒュッと変な音が出そうになる。想像なんて結局想像でしかない。
⑤『早稲女、女、男』/柚木麻子
柚木さんもだいっっすき。一言で言うと拗らせている大学生たちの話なんだけど、これがまためちゃくちゃ刺さる。なぜならば自分にもそんな時代があったから。あまりにも理解できすぎて何度本を閉じそうになったか。あの頃の苦い記憶が蘇ってきてしまって、胸をざわつかせながら読んだ。でも、あの頃の自分のがむしゃらさも思い出して、本当にがんばったね、って、過去の自分に言ってあげたくなった。
3月は5冊でした!これでも3月はペース早かった方です。普段はここまで読めないかも。そして3月ははてなブログを始めた月でもありました。いつもスターをいただけて、しかも読者様までいらっしゃって、本当に本当にうれしいです。これからも好きなことを好きなだけお話していきたいです。4月もよろしくお願いします!




