気になるニュースが入ってきた。日本出版販売株式会社の子会社である株式会社ひらくは、“本と出会うための本屋”「文喫」史上最大規模の店舗面積となる1,000坪超の大型店舗『BUNKITSU TOKYO(ブンキツ トーキョー)』を、2025年9月12日(金)に開業するニュウマン高輪にオープンする。
そもそも文喫とは?
文喫とは、「文化を喫する、入場料のある本屋」をコンセプトに掲げる、新しいモデルの滞在型書店。私も何度か足を運んでいる。2018年に開業した1号店「文喫 六本木」(東京)を皮切りに、2021年には老舗百貨店・カルチャースクールと融合した新業態として2号店「文喫 福岡天神」(福岡)を、2024年には3号店となる「文喫 栄」(名古屋)をオープンした。
文喫は、新刊や話題書のほか、絵本・児童書から専門書まで、ブックディレクターによる個性的な選書ラインナップを展開・販売している。店内には、読書に没頭できる書斎のようなスペースや、友人や家族と一緒にゆったり過ごせるにぎやかな喫茶スペース、クリエイティビティを高めるワークスペースなどが用意されている。
文喫に行くのは「整いたい」とき
入場料がある本屋ということで、安くはないのでなかなか行く気にならない、という人もいるかもしれない。私も好きで利用はするが、そう何回も利用できないのが現状。では、どういうときに足を運ぶのか。それは、自分が整いたいときかもしれないと思う。
別にそれは図書館でも本屋でもいい気はするんだけど、私は自分の心がぶれた時、よく学校の図書室にいた。普通の図書館と違って、そこには「その学校の人しかいられない」空間があった。「閉じられているようで拓かれている」その場所が私はとても大切だった。
特に記憶に残っているのは、高校の図書室だ。そこで受験勉強をよくしていた。勉強以外にも、ぼーっと考え事をしたり、ただただ気になる本を読んだりした。六本木の文喫には、その図書室に近いものを感じている。何が近いかと言われるとうまく説明できないけれど、入場料を払った人だけがいられる空間ということで、やはり「閉じられているようで拓かれている」という認識が似ているのかもしれない。
仕事で少し行き詰まったときや、あまり出会ったことのない本に出会いたいとき、あとはシンプルに元気がないときに、私はよく文喫に行く。そこはとても静かで、本を読む人もいれば仕事をしている人もいる。騒がしくはないけれど、ものすごく静かというわけでもない。
そんなバランスが、私の心を落ち着かせてくれる。お茶とコーヒーが飲み放題なのもいい。小腹がすいたらごはんを食べられるところもいい。何よりも、私はそこで数々の本と出会った。きっと本屋では手に取らないであろう本を手に取って、その場で読んだ。それはそこでしかできない読書体験で、そのときに読んだ本は今も心にしっかりと残っている。手元に残したいと思って購入した本もある。
新しい文喫の詳細情報は順次公開ということ。店舗面積が1,000坪超ということで、どんなワクワクしたスペースになるのだろうと今から期待している。
ニュースの出典:PR TIMES(日本出版販売株式会社)
文喫で出会った本たちはこちら。どれも素敵な読書体験だった。
特に「コンビニエンス・ラブ」はあまり読んだことがあるという人に出会わないので、読んでほしい…!


